村田は変わった!家族の存在で“ポジティブ”に
ロンドン五輪 ボクシング男子ミドル級準々決勝
日の丸を手にスタンドで村田に声援を送った佳子夫人(30)は「素直にうれしいです。私が見ても第3ラウンドは勝ったと思いました」と喜んだ。
現役復帰後の10年5月に、佳子夫人と結婚し、昨年5月に長男・晴道(はるみち)くん(1)が誕生。この日の試合直前には携帯電話で、国内にいる晴道くんの映像を見て心を落ち着かせた。「僕は本当に満たされている。幸せな気持ちでボクシングをせさてもらっている」。笑顔で入場する余裕があった。佳子夫人は「昔は負けると“俺はダメだ”“アイツは強い”とネガティブなことを言っていましたが、子供ができて変わった」という。北京五輪の切符獲得に失敗した4年前にはなかった家族の存在が、今の村田の原動力になっている。
続きを表示