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小関 日本女子単独最多8度目防衛!

[ 2012年6月19日 22:17 ]

10回、ジュジース・ナガワ(左)にパンチを浴びせる小関桃

 世界ボクシング評議会(WBC)女子アトム級タイトルマッチ10回戦が19日、東京・後楽園ホールで行われ、チャンピオンの小関桃(青木)が同級8位のジュジース・ナガワ(フィリピン)を3―0の判定で下し、日本女子単独最多となる8度目の防衛に成功した。昨年11月に7度目の防衛に成功した29歳の小関は、WBCライトフライ級王者の富樫直美(ワタナベ)、世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級王者の多田悦子(フュチュール)と防衛回数で並んでいた。

 「一戦一戦集中するだけ」と静かな闘志を燃やしていた29歳の小関が8度目の防衛に成功した。日本最多13度の防衛を誇る具志堅用高氏を目指す女王がまた一歩、目標に近づいた。

 ナガワのパンチを警戒し「不用意な打ち合いは避けたい。最後まで緊迫感のあるいい試合をしたい」と話していた。その言葉通り、挑戦者に貫禄を示した。

 この日の前座は全て男子の試合だった。メーンを務めることに「大きな意味がある。恥ずかしい試合はできない」と意気込み、女子ボクシング界全体の期待を背負っていた。「ボクシングに男も女も関係ないようになれば」と理想を話す小関が光り輝いた。

 ▽小関桃の話 最近の試合の中では良くなかった。冷静でいられたが、パンチは思ったほど当たらなかった。

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2012年6月19日のニュース