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八重樫“地獄トレ”に悲鳴?「腹筋2000回は漫画の世界」

[ 2012年5月11日 06:00 ]

相模湾を背に拳を突き上げて打倒・井岡を誓う八重樫

 WBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(23=井岡)との王座統一戦(6月20日、ボディメーカーコロシアム)に臨むWBA同級王者の八重樫東(29=大橋)が10日、静岡県伊東市での合宿を公開した。

 9日から8日間を予定している今合宿ではWBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(32)も師事する土居進トレーナーの指導でハードメニューを消化するが、2日目にして早くも音を上げている。

 まずは、外周400メートルある球場を1周90秒ペースで40周する60分間走。それだけではない。1時間半で行う腹筋2000回と30分間のサンドバッグ連打も課せられた。以前は野球場2周を15本に腹筋300回、20分間のサンドバッグ連打だった。王者は「(球場40周で)目が回りそう。腹筋2000回は漫画の世界」と振り返った。

 目的は心拍数のコントロールにある。激しい運動で170まで上がった心拍数をインターバルで90に落とす。2カ月前から土居氏のメニューを取り入れ、現在は120まで落ちるように改善された。理論上、この目標値が達成できれば「乳酸のたまりやすい体が改善され、全てのラウンドで勝負ができる」という。

 今後も待ち受ける地獄メニューに「信じてやっていかないと」と八重樫。所属ジムの大橋会長も巣立った「虎の穴」での修業を終えた時、最強の肉体が形成される。

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2012年5月11日のニュース