アリら育てた名トレーナー・ダンディー氏が死去
ボクシングの元世界ヘビー級王者、ムハマド・アリのトレーナーだったアンジェロ・ダンディー氏が1日、フロリダ州タンパで死去した。90歳だった。地元紙によると、血栓症で入院後に心臓発作を起こしたとされている。
同氏はアリのデビュー戦(当時はカシアス・クレイ)からセコンドを務め、「キンシャサの奇跡」(71年3月)など数々の歴史的な試合で重要な役割を果たした。シュガー・レイ・レナード、ジョージ・フォアマンら15人の世界王者を育てあげたことでも有名。プロモーターのボブ・アラム氏は「どんなに状況が悪くなっても、彼は前向きだった。だからアリに愛された」と偉大なトレーナーの死を悼んだ。ダンディー氏は先月14日に行われたアリの70歳の誕生日パーティーに出席。これが公の席で見せた最後の姿になった。
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