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向井無念…1R負傷引き分けで王座奪取ならず

[ 2011年12月23日 17:29 ]

WBCフライ級タイトルマッチで王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(右)に挑んだ向井寛史

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦は23日、バンコクで行われ、同級15位の向井寛史(六島)がチャンピオンのポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に挑んだが、1回47秒、偶然のバッティングによる負傷引き分けでタイトルを奪えなかった。ポンサクレックは6度目の防衛。

 世界初挑戦の向井は開始早々から積極的に攻めたが、頭同士が当たった際に右目上を切り、レフェリーが試合を止めた。WBCミニマム級王者の井岡一翔(井岡)に並ぶ日本選手最短のプロ7戦目での世界王座奪取は成らず、戦績は7戦5勝1敗1分けとなった。

 国内ジムに籍を置く日本男子選手の海外世界挑戦は34戦連続で失敗。日本のジムに所属する男子の現役世界王者は史上最多8人のまま。

 ▼向井寛史の話 (王者の)パンチは速くなくて重くもなかった。いけると思った。相手の頭は硬く、刺さるような頭突きだった。起きたことなので仕方ない。

 ▼ポンサクレックの話 こんなに早く試合を終わらせたくなかった。もっと闘いたかった。防ぎようのないことで、残念。(共同)

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2011年12月23日のニュース