「もう最高です」安藤、11戦目で涙の初代王者!
プロボクシングのトリプル女子世界戦が22日に東京・後楽園ホールで行われ、新設のWBA女子世界ライトミニマム級の王座決定戦で安藤麻里(23=フュチュール)がアマラ・ゴーキャットジム(22=タイ)に判定勝ちし、初代王者となった。WBC女子世界ミニフライ級王者・藤岡奈穂子(35=竹原&畑山)はTKO勝ちで初防衛に成功。WBA女子世界ミニマム級王者・多田悦子(30=フュチュール)は判定勝ちで6度目の防衛を果たした。
初代王者に輝いた安藤は、真新しいベルトを手にすると涙を浮かべた。「思いがいっぱい詰まったタイトルマッチだった。自分一人で戦ったわけじゃない。もう最高です」。
序盤から左ジャブでけん制し、サイドへのステップで相手に的を絞らせずペースをつかんだ。足を止めた打ち合いでも鋭い左ジャブと左フックの連打を顔面に浴びせた。最後まで攻勢の手を緩めず、最大7点差の大差の判定勝利を収めた。
デビューから11戦目の世界初挑戦でベルトを手にした安藤は「多田先輩に追いつけるように頑張りたい」と世界王座6度防衛に成功した先輩を目標に掲げた。
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