ムーンサルト競演！小橋＆武藤　次は「ＧＨＣ獲りにいこう」

勝利会見でガッチリと握手をかわす武藤（左）と小橋

　東日本大震災復興支援チャリティープロレス「ＡＬＬ　ＴＯＧＥＴＨＥＲ」が２７日、東京・日本武道館で行われ、初の純粋タッグを組んだ小橋建太（４４）と武藤敬司（４８）がムーンサルトプレスの競演を披露。矢野通（３３）、飯塚高史（４５）組を一蹴した。

　ヒールコンビの凶器攻撃をかわして小橋が矢野にラリアット。武藤はシャイニング・ウィザードを連発。クライマックスを前に盛り上がる１万７千人の観客に、レジェンドコンビは最高のフィニッシュを用意していた。

　膝に負傷を抱え、「プロレスの現場から離れていて、コンディション的に不安だった」と言う武藤がムーンサルトプレスを矢野に見舞う。続いて小橋もコーナーポストへ。７月２３日に両肘の手術から復帰し、この日が復帰４戦目。「飛べるコンディションじゃなかった」という剛腕もファンの声援に後押しされて宙を舞った。

　数々の試練を乗り越えた２人がリングで見せた“あきらめない気持ち”。被災地へ「プロレスの力が届いてほしい」と語った小橋に対し、武藤は「一緒に世界タッグ獲りにいかない？オレ、チャンピオンだった。ＧＨＣ獲りにいこう」と早くも次を見据えていた。