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プロ審判、実は国家公務員 無許可で14年間…懲戒処分に

[ 2011年7月29日 19:51 ]

 東京労働局は29日、無許可でプロボクシングの審判を兼業していたとして、労働基準監督官の男性職員(45)を減給10分の1、6カ月間の懲戒処分にした。職員は約14年間、審判を務め、総額約518万円の報酬を受け取っていた。

 東京労働局によると、職員は「山田一公」のリングネームで、主に東京後楽園ホールの試合を担当。1997年2月から今年6月まで計459の興行に出て、1回当たり2万5千円~7千円の報酬を得ていた。

 日本ボクシングコミッションによると、「山田」氏は最上位のA級ライセンスを所持。国際試合の「東洋太平洋タイトルマッチ」の審判経験もあるという。

 厚生労働省に「職員が審判している。兼業違反ではないか」と匿名の情報提供があり発覚。東京労働局の調査によると、職員はボクシングの競技経験はないが「審判に興味があった」と話しているという。

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2011年7月29日のニュース