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ボクシング協会訴訟が和解 解決金260万

[ 2011年5月25日 19:27 ]

 西日本ボクシング協会会長への強要事件で逮捕され、不起訴となった大星森垣ボクシングジム(大阪府枚方市)の経営者が「会員資格の停止は不当」として協会に損害賠償などを求めた訴訟は25日までに大阪高裁で和解が成立し、終結した。

 和解は20日付。協会が解決金約260万円を支払った。

 協会側は「今も協会に残って活動していることを考慮し和解に応じた」としている。

 経営者は2009年1月、当時の会長を脅し、会長権限の委任状を作らせたとして強要容疑で大阪府警に逮捕され、直後に協会が会員資格を無期限停止。その後、処分保留で釈放、不起訴となり、協会は昨年4月、処分を解除した。

 経営者は約2450万円の賠償などを求め提訴。ことし2月の一審大阪地裁判決は、協会が経営者から事情聴取せずに処分を決めたとして「強要の明確な証拠はなく、懲罰権の乱用」として協会に230万円の支払いを命じていた。

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2011年5月25日のニュース