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ヒョードル ボコボコTKO負け…引退を示唆

[ 2011年2月14日 06:00 ]

顔面を大きく腫らすヒョードル

 ストライクフォース(SF)ワールドGPヘビー級トーナメント1回戦は12日(日本時間13日)、米ニュージャージー州イーストラザフォードのアイゾッド・センターで行われ、エメリヤーエンコ・ヒョードル(34=ロシア)がアントニオ・シウバ(31=ブラジル)に惨敗して引退を示唆した。

 鋭い飛び込みからパンチを放っていったが、シウバの右を食らってテークダウンを許す苦しい展開。2Rもいきなりテークダウンを許し、シウバのパンチを浴び顔面が真っ赤に染まった。ゴングに救われたものの、腫れ上がった右目は完全にふさがった状態となり、3Rのゴングを聞かずにドクターストップでTKO負けとなった。

 昨年6月のファブリシオ・ヴェルドゥム戦に続き、生涯初の連敗を喫したヒョードルは「距離感がつかめずにアジャストできなかった」と肩を落とした。そして「応援ありがとう。おそらく身を引く時がきた。これが最後だと思う。素晴らしい時間を過ごせた」と引退をにおわせた。PRIDEなどで活躍して“60億分の1”と言われた男は、痛々しい顔でケージを後にした。

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2011年2月14日のニュース