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3度目も世界に届かず…久高、カサレスに判定負け

[ 2010年12月23日 18:09 ]

12回、ウーゴ・カサレス(左)と打ち合う久高寛之

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は23日、大阪府立体育会館で行われ、同級6位の挑戦者、久高寛之(仲里ATSUMI)はチャンピオンのウーゴ・カサレス(メキシコ)に0―3の判定で敗れ、王座奪取を逃した。カサレスは3度目の防衛に成功した。

 久高は得意のアウトボクシングでカウンターを狙ったが、決定打を欠いて流れをつかめなかった。強打の王者に有効打を重ねられ、判定では大差がついた。
 久高は2度のWBAフライ級戦に続く世界挑戦でタイトル奪取成らず、戦績は29戦19勝(8KO)9敗1分け。カサレスは42戦34勝(24KO)6敗2分けとなった。日本のジムに所属する男子の世界王者は6人のまま。

 ▽久高寛之の話 判定は妥当かなと思う。チャンピオンはスイッチのしかたがうまかった。手応えのあるパンチを続けることができなかった。カウンターは当たったが、倒し切れなかった。

 ▽ウーゴ・カサレスの話 今までで一番きつい防衛戦だった。自分の経験と、この試合のために費やした努力が勝因。ジャッジも公正にポイントをつけてくれた。

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2010年12月23日のニュース