西岡４度目の防衛！「目指すは世界の西岡」

５回、挑戦者バルウェグ・バンゴヤンを攻める西岡利晃

　世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）のダブルタイトルマッチ１２回戦は３０日、東京・日本武道館で行われ、スーパーバンタム級チャンピオンの西岡利晃（帝拳）が同級１０位のバルウェグ・バンゴヤン（フィリピン）を５回１分１４秒、ＴＫＯで下し、４度目の防衛に成功した。初防衛から４連続ＫＯで世界王座を守るのは、渡辺二郎を抜いて国内最多。

　序盤から優勢だった西岡は、５回に左ストレートで最初のダウンを奪うと、そのままたたみ掛けて勝負を決めた。西岡の戦績は４３戦３６勝（２３ＫＯ）４敗３分け。

　▼西岡利晃の話　思い通りの展開だった。（初防衛戦から）４連続ＫＯは本当に考えていなくて、結果的に圧勝でよかった。目指すは世界の西岡。世界中のだれもが知っているスーパーチャンピオンになりたい。

　▼バンゴヤンの話　まだやれると思ったので残念。（西岡のパンチは）想像以上に右も左も強く、どうすることもできなかった。