内藤大助 現役続行を表明「もう一度やって負けたら…」
プロボクシングWBC世界フライ級前王者の内藤大助(35=宮田ジム)が29日、都内で会見を行い、現役続行を表明した。
昨年11月に6度目の防衛をかけて亀田興毅(23=亀田)と対戦、無念の判定負けで王座から陥落。進退が注目されていた。敗戦後も興行権(オプション)を保持していたことが、現役続行を強く後押し。亀田の次の指名試合終了後、再戦が実現可能となる。
「亀田を倒すことしか考えていない」という内藤。「この選手には勝てないなと思ったらやめるという考えで、これまで試合をしてきた。この間の試合に関しても自分の作戦や努力次第で勝てると思ったから、続けることにしました」と落ち着いた口調で語った。「もう一度やって負けたら納得できる」と悲壮な覚悟を口にした。
その亀田戦については「間隔が空くようなら1戦挟むと思うし、短い間隔なら直接やるかもしれない」とめどはまだ立っていない。会見の場で初めて現役続行を聞かされた宮田会長も「これから(亀田側と)話し合います」と全面バックアップを約束した。
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