内山“ちゃんちゃんこ会長”に初タイトルの誓い

内山高志から還暦祝いの赤いちゃんちゃんこを贈られたワタナベジムの渡辺会長

　１１日のＷＢＡダブル世界戦（東京ビッグサイト）でスーパーフェザー級タイトルマッチで王者ファン・カルロス・サルガド（２５＝メキシコ）に挑戦する同級３位の内山高志（３０＝ワタナベ）が、還暦を迎えた恩師に世界奪取を誓った。

　東京・五反田のワタナベジムで計２回のスパーリングを公開。軽めの内容だったが、減量の影響を感じさせない動きで好仕上がりをアピールした。５日は渡辺均会長の６０歳の誕生日。お祝いに赤いちゃんちゃんこを贈り「会長のためにも勝って（男子の）世界王者第１号になりたい」と決意を新たにした。ジム創設３０年目。女子ではＷＢＣライトフライ級王者・富樫直美を輩出しているが、男子は５度の世界挑戦にすべて失敗している。渡辺会長も「内山はこれまでで最高の逸材。本番が待ち遠しいですね」と何よりの“誕生日プレゼント”を心待ちにしていた。