長谷川穂積が２年連続ＭＶＰ

　日本ボクシングコミッションは６日、２００９年のプロ、アマ年間表彰選手選考会でプロの最優秀選手に世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）バンタム級チャンピオンの長谷川穂積（真正）を選出した。長谷川は２年連続４度目の受賞。

　昨年、３度の防衛戦ですべてＫＯ勝ちし、防衛回数を１０度の大台に乗せた長谷川は、２年連続のＫＯ賞にも選ばれた。
　技能賞はメキシコでの海外防衛にも成功したＷＢＣスーパーバンタム級王者の西岡利晃（帝拳）、殊勲賞は内藤大助（宮田）からＷＢＣフライ級王座を奪取して２階級制覇を達成した亀田興毅（亀田）が選出された。
　女子のプロ最優秀選手は世界ボクシング協会（ＷＢＡ）ミニマム級チャンピオンの多田悦子（フュチュール）が初受賞。アマチュア最優秀選手は川内将嗣（自衛隊）が３年連続で選ばれた。
　表彰式は今月２７日に東京都内のホテルで行われる。

　ボクシング表彰選手は次の通り。
　【プロ】
　最優秀選手賞　長谷川穂積▽技能賞　西岡利晃▽殊勲賞　亀田興毅▽敢闘賞　名城信男（六島）▽努力賞　内藤大助▽ＫＯ賞　長谷川穂積▽新鋭賞　井岡一翔（井岡）▽年間最高試合賞　西岡利晃―ジョニー・ゴンサレス（メキシコ）▽特別賞　小堀佑介（角海老宝石＝引退）▽女子最優秀選手賞　多田悦子▽女子年間最高試合賞　多田悦子―富樫直美（ワタナベ）
　【アマチュア】
　最優秀選手賞　川内将嗣▽優秀選手賞　清水聡（自衛隊）▽努力賞　平野義幸（自衛隊）▽敢闘賞　林田太郎（駒大）▽新鋭賞　青木貞頼（広島・崇徳高）