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「危険で悪質」と強盗致傷の元・近大ボクシング部員逆送

[ 2009年12月7日 18:31 ]

 近畿大の元ボクシング部員が通行人を相次いで襲い、現金を奪うなどした事件で、大阪家裁は7日、強盗致傷容疑などで送致された元学生2人=いずれも(19)=を検察官送致(逆送)とする決定をした。

 大阪地検は10日以内に2人を起訴するかどうか処分を決め、起訴した場合は裁判員裁判の対象となる。
 白神文弘裁判官は決定理由について「大学ボクシング部に所属していた少年らの犯行は危険で悪質。自分のした違法行為に対する社会的責任の自覚を促すことが必要」と述べた。
 決定などによると、2人は4月21日~6月6日ごろ、大阪市や大阪府東大阪市で通行人に因縁をつけ、いきなり拳で殴ってケガをさせた上、現金やキャッシュカードを奪うなど16~17件の強盗致傷や恐喝などの事件に関与したとしている。
 近畿大は事件を受け6月にボクシング部を廃部。2人は9月に退学処分となっている。

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2009年12月7日のニュース