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内藤が練習を公開「攻めの姿勢でいく」

[ 2009年5月14日 17:20 ]

5度目の防衛戦に向けて公開練習をするWBCフライ級チャンピオンの内藤大助(右)

 世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ(26日・上海)で5度目の防衛を目指すチャンピオンの内藤大助(宮田)が14日、東京都内の所属ジムで練習を公開し「調子はいい。あとはけがをせず、リングに上がるだけ」と手応えをのぞかせた。

 日本人選手の最年長防衛記録を更新中の34歳にとって、海外での防衛戦は初めて。国外での試合も、タイで世界タイトル初挑戦し、KO負けした2002年4月以来となる。内藤は「アウェーなので攻めの姿勢でいく。ブーイングも覚悟している。そのほうが燃える」と意気込んだ。
 挑戦者の同級10位、熊朝忠(中国)は身長155センチと小柄ながら筋肉質の体で強打が持ち味。王者は「パンチをもらうとまずい感じ。自分の距離を保ってやりたい」と明かした。この日の2回のスパーリングでは、同様の体つきのライト級の日本ランカーを相手にタイミング良く踏み込みながら、的確にパンチを当てた。
 週2回ほどは階段ダッシュを繰り返し、足腰の持久力や瞬発力を養成してきた。内藤は「この年でも(体力は)上がってきている」と自信を漂わせた。

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2009年5月14日のニュース