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王者KOだ!粟生、必殺左ストレート完成

[ 2009年3月7日 06:00 ]

公開スパーリングで、ミットにパンチを叩き込む粟生隆寛

 粟生隆寛(24=帝拳)が悲願の世界奪取へ、KOパンチを完成させた。12日のWBC世界フェザー級タイトルマッチ(後楽園ホール)を前に、都内の帝拳ジムで2回のスパーリングを公開し、強烈な左ストレートを披露。ステップの幅を約5センチ広くし、低重心のフォームから繰り出す強打で打倒オスカー・ラリオス(32=メキシコ)を実現する。カウンターを得意とする粟生だが「重心を低くしたことでパンチに体重が乗るようになった。今度は明確に勝ちます」。昨年10月、ラリオスから右フックでダウンを奪いながらも詰め切れなかった反省から、得意の左ストレートに磨きをかけた。「王者は右を警戒しているみたいだけど、自分のスタイルは違う」。手の内を知る者同士の再戦で、粟生が切り札を手に入れた。

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2009年3月7日のニュース