求む！ヘビー級ボクサー

　東日本ボクシング協会は１０日に東京都内で行われた理事会で、国内で選手数が極端に少ない最重量級のヘビー級活性化へ動きだすことを決めた。ほかの格闘技に流れがちな逸材に目を向けさせるため、まず日本タイトルの再設置を求める。

　同級は１９５７年を最後に、タイトルマッチが行われていない。日本ボクシングコミッション（ＪＢＣ）によると、昨年ヘビー級で登録した選手はわずかに２人という。

　１２月の日本協会理事会で承認されれば、ＪＢＣにタイトルの復活を働き掛ける。大橋秀行・東日本協会会長は「日本からヘビー級の世界王者が出てほしい」と壮大な夢を掲げた。