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名城陣営、じゃんけんで前哨戦制した

[ 2008年9月3日 06:00 ]

11Rでグーを出し、河野に勝った名城陣営の枝川会長(左)

 15日のWBAスーパーフライ級王座決定戦に臨む同級1位の名城信男(26=六島)陣営の枝川孝会長(44)と同級3位の河野公平(27=ワタナベ)が、都内の日本ボクシングコミッションで世界戦で使用するグローブを決める前代未聞の「じゃんけん12回戦」を行い、枝川会長が7勝4敗で選択権を獲得した。試合は名城陣営の希望するメキシコ製で行われる。

 本来なら王者陣営やプロモーターがグローブ決定権を持つが、今回は日本人同士の王座決定戦であることと、プロモーターが中立の帝拳ジムであるという条件が重なって史上初のじゃんけんによる決定方式が採用された。名城陣営が希望するメキシコ製はナックル部分が日本製よりも薄く衝撃が直接伝わり、名城のような強打の選手向きだといわれる。前哨戦を制した枝川会長は「新幹線で(レスリングの)伊調姉妹と同じ車両だった。(妹の馨が北京五輪で)金メダルを獲ってるし、きょうはついてると思った。これで気を良くして試合に臨める」と大はしゃぎ。一方、敗れた河野は「運は試合までとっておいた方がいい」と負け惜しみを言うのが精いっぱいだった。

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2008年9月3日のニュース