挑戦者・久高 ボクシングさせてもらえず
ダブルタイトルマッチのWBAフライ級戦で世界初挑戦の久高は坂田の圧力の前に自分のボクシングをすることができなかった。
距離を取っての闘いに持ち込みたかったが、前に出るチャンピオンを止められず「予想以上に自分のパンチが軽かった。ベストのパンチは数発しか当たらなかった」。手数で圧倒的に上回った坂田とは対照的に、パンチを出すのにも苦労した。
10回以降に反撃する場面もあったが「遅すぎた」と嘆き、所属ジムの仲里会長も「ベルトを奪い取るという迫力がなかった」と悔やんだ。
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