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新チャンプは孝行娘!ファイトマネーで仏壇

[ 2008年7月16日 06:00 ]

現役助産師で世界王者の富樫は、赤ちゃんを抱くように大事にベルトを手にする

 WBC女子世界ライトフライ級暫定王座決定戦(13日、韓国・高陽)で判定勝ちし、日本ボクシングコミッション(JBC)の女子プロ選手公認後、初の世界王者となった富樫直美(32=ワタナベ)が15日、都内の所属ジムで帰国会見を行った。腫れた目を隠すためにサングラス姿で登場した富樫は「帰ってきて周りの反響が大きかった。今は(世界王者としての)責任を感じている」と笑顔で話した。

 今回得たファイトマネー4000ドル(約42万円)は、8月に十七回忌を迎える父・清さんの仏壇の購入費に充てる予定で「父と母があっての私。感謝したい」と親孝行な一面をのぞかせた。正規王者セムサン・ソーシリポーン(タイ)との統一戦に向けては、試合前に痛めた右手首の状態をみながら、本格交渉に乗り出す予定。16日から早くも仕事を再開する最強の助産師は「これからも両立していきたい」と話した。

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2008年7月16日のニュース