持ち逃げ防止　新ベルトにはＧＰＳ

４代目のベルトのデザイン案を指差すＩＷＧＰヘビー級王者・中邑

　新日本は２２日、都内の事務所で「４代目ＩＷＧＰヘビー級ベルト」を製作すると発表した。１７日両国大会で中邑真輔がカート・アングルを破ってベルトを統一したことで、新日本とＩＷＧＰ実行委員会が話し合い、新ベルト製作を決定した。

　菅林社長が「３代目のベルトにまつわるいろいろなものがあるので仕切り直しです」と説明した新ベルトには、なんと最新の小型ＧＰＳチップを埋め込むことを検討しているという。３代目はブロック・レスナーが米国に持ち逃げし、１年半、２本のベルトが存在していた。ＧＰＳは持ち逃げ防止の措置だという。
　「所有者がどこにいるか分かる」と菅林社長。中邑も「すべてのＩＷＧＰベルトが集約したものになっている」と推定２０００万円のベルトのデッサンを見て満足そうに話した。３月９日愛知大会で中邑に手渡される。