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試練の査定マッチ ブアカーオVS佐藤

[ 2008年2月2日 06:00 ]

スーパーファイトのブアカーオ(左)と佐藤

 【K―1ワールドMAX】日本代表決定トーナメントは2日、日本武道館で行われる。1日は前日計量と会見が都内のホテルで行われたが、ワンマッチで対戦する前世界王者ブアカーオ・ポー・プラムック(26=タイ)と、昨年8強の佐藤嘉洋(27=フルキャスト)の一戦が世界一決定トーナメント出場の“査定試合”に。ともに出場権を持っているものの、内容次第で開幕戦の出場権をはく奪される。

【ワールドMAXコーナー


 前世界王者と日本王座を連覇した男の対戦。昨年の8強入りですでに開幕戦の出場資格を持つ者同士の戦いに、厳しい試練が与えられた。谷川貞治イベントプロデューサー(EP=46)は「ブアカーオが佐藤に負ければ開幕戦から外すし、佐藤もKO負けなら開幕戦の権利はなくなると思う。ふがいない試合をしたら2人とも再考しないといけない」と明言した。
 大きなリスクを背負った2人だが、決して油断はない。ブアカーオは昨年12月の決勝戦で魔裟斗に敗れて以来の復帰戦。「佐藤は背が高いし、決して油断できる相手ではない。ただ、年明けから気合を入れて練習してきた」と王者奪回への弾みにする意気込みだ。
 一方、佐藤も前世界王者を破れば頂点が見えてくる。「世界王者を目指してMAXに来たが、まだ8強止まり。4強と言われる歴代王者を倒して勢力図を塗り替えたいし一番になりたい」。ブアカーオには2年前に敗れており、リベンジも含めてやる気満々だ。まさにサバイバル。ワンマッチの戦いが、トーナメント並みの緊張感を帯びてきた。

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2008年2月2日のニュース