プロボウラーの中山律子の弟で雑草軍団のリーダー中山徹死去 弟子の加瀬秀樹「本当につらそうだった…」

[ 2024年4月15日 19:28 ]

14日に亡くなった中山徹プロ
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 男子ゴルフツアーで雑草軍団のリーダーとして加瀬秀樹や宮瀬博文らを育てた中山徹・元日本プロゴルフ協会副会長が14日、肺アスペルギルス症のため千葉県内の病院で亡くなった。77歳だった。

 1月に新型コロナウイルスに感染し入退院を繰り返していた。弟子の加瀬は「(前週の)水曜日にお見舞いに行ったときはもうしゃべれない状態で苦しそうだった。本当につらそうだった。まだまだ皆を引っ張っていってもらいたかった。本当に残念です」と寂しそうな表情で振り返った。

 プロボウラーの中山律子さんの実弟で7人きょうだいの6番目。鹿児島高時代は野球部に所属し、卒業後に東京で会社員をしていたときに上司に連れられ、練習場に行ったのがゴルフを始めたきっかけだった。25歳で一念発起してプロを目指し林由郎に弟子入り。30歳を過ぎてプロテストに合格し、77年に日本プロゴルフ協会に入会した。

 レギュラーツアーでの優勝はなかったが、当時所属していたゴルフ場に研修生として入ってきた加瀬を指導しトッププロに育て上げた。その人柄を慕って中村忠夫や横山明仁ら多くのプロが集まり雑草軍団としてツアーを盛り上げた。

 シニア入りしてからは97年のキャッスルヒルシニアオープンなどで優勝。同年のシニアツアーの賞金王にも輝いている。09年から18年まで日本プロゴルフ協会理事、副会長を歴任。18年には日本プロスポーツ大賞・功労賞を授賞している。  

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