「龍神」「火の鳥」消える…バレーボール日本代表 愛称廃止 川合会長「新しい流れつくりたい」

[ 2024年4月3日 04:45 ]

日本バレーボール協会が発表した新エンブレム(左右)と女子代表主将の古賀紗理那(左から2人目)ら
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 日本バレーボール協会は2日、都内で記者会見を開き、男女日本代表の愛称を廃止すると発表した。男子の「龍神NIPPON」、女子の「火の鳥NIPPON」の愛称は公募で決定し09年6月から使用。手塚プロダクションが手掛けたキャラクター、ロゴとともに15年間ファンに親しまれてきた。

 廃止の理由について同協会の川合俊一会長は「新しい流れをつくりたい」と説明。新たな愛称を付ける予定はなく「愛されるチームになるように好きな呼び方で呼んでほしい」と話した。近年は各競技の日本代表が独自の愛称を付ける手法が主流だ。それとは真逆の施策だが、担当者は「逆のことをやれば新しい印象を与える」と狙いを明かした。

 同協会のエンブレム、男女日本代表のユニホームも一新された。盾の形をした新エンブレム=写真=は、日本バレーボール界全体をつなぐ役割を担うもので、インドア、ビーチ、世代を問わず全カテゴリーの日本代表で使う。男子日本代表の西田有志は「新しい気持ちになる。シンプルで分かりやすい」と歓迎。女子日本代表主将の古賀紗理那は「一緒のエンブレムをつけるので心強い。一緒に戦っていけたらいい」と共闘を誓った。

 同協会は公表した中長期経営計画の中で、24~28年に開催される五輪、世界選手権、アジア選手権で男女がメダルを獲得するという目標を定めた。男子日本代表の新ユニホームは「矢絣(やがすり)」を取り入れた斬新なデザイン。新たな黄金期を築くため、全てを一新してリスタートする。

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