宇野昌磨「自分ともう一度向き合いたい」進退保留　SP首位も…フリーでミス相次ぎ3連覇届かず　

フリーで演技する宇野昌磨（撮影・長久保　豊）
Photo By スポニチ

　フィギュアスケートは世界選手権最終日が23日にモントリオールで行われ、男子でショートプログラム（SP）2位の鍵山優真（20＝オリエンタルバイオ・中京大）がフリー3位の203・30点、合計309・65点で2年ぶり3度目の銀メダルを獲得した。SP首位の宇野昌磨（26＝トヨタ自動車）はフリー6位の173・13点、合計280・85点で4位となり、3連覇はならなかった。

　ミスの相次いだ宇野は3連覇に届かず、表彰台からもはじき出された。冒頭の4回転ループで転倒。続く4回転フリップも着氷が乱れた。得点源のジャンプ2本を修正できず「今日のフリーは10年くらい見返さない」と力なく笑った。モチベーション低下に苦しんだ今季。「自分ともう一度向き合いたい」と進退保留としたが、「僕はもう最善を尽くした。みんなが切磋琢磨（せっさたくま）しながら頑張ってほしい」と引退を意識するような言葉も口にした。