【高校ラグビー】遠軽 オホーツクの町に花園勝利の思いも届かず敗退 最後まで全員ラグビー貫く

[ 2023年12月28日 14:06 ]

第103回全国高校ラグビー1回戦   城東45―0遠軽 ( 2023年12月28日    花園ラグビー場 )

<遠軽・城東>前半、突破を図る遠軽・海野(撮影・北條 貴史)
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 8大会ぶり11回目出場の遠軽(北北海道)がFW、バックス一体となって花園勝利を目指したが、オホーツクの町に勝利を届けることはできなかった。

 遠軽は人口1万8000人の遠軽町唯一の高校。8大会ぶりの花園出場に、町は盛り上がっていた。登録21選手中、9人が町のラグビー経験者が指導する遠軽ラグビースクールの出身。地元が育てたチームを、みんなが応援していた。

 攻守の要でもあるNO・8山田真生(3年)は8月に右膝前十字じん帯断裂の重傷を負い、北北海道大会を欠場。それでも「みんなと一緒に花園でプレーしたい」とリハビリに取り組み、夢に見た聖地を踏み、後半途中に交代した後もチームを鼓舞し続けた。

 前半15分にはFWを中心に敵陣に攻め込んだが、インゴールにはあと数センチ届かない。後半ロスタイムもラックから攻め込んだが、トライは果たせなかった。それでも全員ラグビーを最後まで貫く姿に、スタンドからは健闘をたたえる拍手が起こっていた。

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