【ラグビーW杯】SHデュポン主将があご骨折で離脱も フランス開幕3連勝も暗雲

[ 2023年9月22日 07:50 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグA組   フランス96―0ナミビア ( 2023年9月21日    マルセイユ )

負傷し治療を受けるデュポン(AP)
Photo By AP

 開催国フランスが計14トライで同国大会史上最多得点となる96点を挙げ、ナミビアに完封勝利。開幕3連勝で総勝ち点13とし、準々決勝進出へ大きく前進した。フランスは10月6日の1次リーグ最終戦でイタリアと対戦する。 試合速報(結果)

 試合は前半6分、SHデュポン主将からのキックパスを右端で受け取ったWTBプノーが先制トライ。その後も7度目のW杯でいまだ未勝利のナミビアを容赦なく攻め続け、前半だけで8トライを挙げ、後半も6トライを追加した。大台の100点には届かなかったものの、歴代でも7位となる今大会最多の96得点、歴代5位タイの14トライと歴史的な大勝となった。

 ただ気がかりなのが後半5分過ぎに負傷交代となったデュポンの状態だ。ボールを自ら持ち出しパスをした直後、相手のCTBデイゼル主将の頭部があごを直撃。デュポンは厳しい表情に涙を浮かべ、チームメートの声掛けにもほとんど応じないまま、ロッカーへと戻った。その後ば病院へ直行し、試合後会見も欠席した。

 ガルティエ監督はデュポンの状態について、「あごの骨にひびが入ったか、骨折が疑われる。診断結果を待っている」と説明した。フランスは開幕前の8月にも正司令塔のSOロマン・ヌタマックが膝の故障で離脱。デュポンも離脱となれば主戦ハーフ団2人がそっくりいなくなることになり、悲願の初優勝に向けて暗雲が漂うことになる。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2023年9月22日のニュース