バスケの熱狂に負けない!バレー男子代表・西田「次は自分たちの番」 W杯開幕直前イベントで意気込み

[ 2023年9月4日 05:25 ]

イベントを終え手を振る(左から)西田、石川、高橋(撮影・郡司 修)
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 女子は16日、男子は30日に始まるバレーボールのパリ五輪予選を兼ねるW杯の開幕直前イベントが3日、東京・渋谷の「MIYASHITA PARK」で行われた。男子日本代表「龍神NIPPON」の石川祐希(27=ミラノ)、西田有志(23=パナソニック)、高橋藍(22=日体大)の3選手が出演し、バスケットボール男子日本代表に続く五輪切符獲得を誓った。

 3人はそれぞれがバスケットボール日本代表の選手から力をもらった。石川は自身と同様、海外で活躍する渡辺雄太がカボベルデ戦後に流した涙の意味を考えた。「それだけの思い、覚悟、苦しみもあったと思う。それだけ懸けなければ五輪切符を取るのは難しいと改めて感じた。次は僕たちの番だと思う」と決意をにじませた。

 富樫勇樹と親交があり、五輪出場決定後に祝福のメッセージを送った西田は「知り合いの方が緊張感がある中で、結果を出すところに感動した。同じスポーツ選手として、次は自分たちの番だと気持ちが引き締まった」と神妙な表情で話した。

 高橋藍は同じ01年生まれの河村勇輝と連絡を取り合う。「お互い刺激を受けながらバレーボールとバスケットボールをやっている。パリ五輪出場決定で“おめでとう”と連絡もした。良い関係性ができている」。盟友の活躍に背中を押された。

 龍神NIPPONはネーションズリーグで銅メダルを獲得し、アジア選手権で3大会ぶりに優勝。オフを挟み、きょう4日から沖縄で合宿を開始。17日から東京に移動し、強化試合を経て本番を迎える。ネーションズリーグ準優勝の米国などと同組の五輪予選はタフな戦いになることが予想されるが、この日も700人以上のファンが詰めかけるなど期待は高まっている。

 主将の石川は「ネーションズリーグ、アジア選手権といい結果を残したけど、五輪予選は簡単なものじゃない。負ける可能性だってある。それを覚悟した上で全力で切符をつかみに行く」と宣言した。

 ≪高橋藍 22歳誕生日を祝福≫2日に22歳の誕生日を迎えた高橋藍は先輩2人から「誕生日おめでとう」と祝福された。石川からは花、西田からは「中身は内緒」というプレゼントを手渡された高橋藍は「ありがとうございます」と笑顔を見せた。質問コーナーでは「彼女に食べさせたい得意料理は?」と聞かれ「イタリア人から教えてもらったカルボナーラをよく作るので、カルボナーラを食べさせたい」と料理好きな一面も披露した。

 ▽パリ五輪への道 出場枠は開催国フランスを含む12カ国・地域。五輪予選は世界ランク上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれて1回戦総当たり戦を行い、各組上位2カ国が出場権を獲得する。予選で出場権を獲得できない場合、来年6月24日の世界ランクで、出場権を持つ国を除き上位5カ国・地域に入れば出場権が付与される。

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