バレー男子日本代表・石川「次は僕たちの番」五輪切符獲得のバスケ日本代表に刺激

[ 2023年9月3日 18:52 ]

<FIVB パリ五輪予選 ワールドカップバレー2023開幕直前イベント>フォトセッションでポーズをとる(左から)フジテレビ・堤アナ、西田、石川、高橋、バボちゃん(撮影・郡司 修)
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 バレーボールのパリ五輪予選の開幕直前イベントが3日、東京・渋谷の「MIYASHITA PARK」で行われ、男子日本代表の石川祐希(27=ミラノ)、西田有志(23=パナソニック)、高橋藍(22=日体大)が出演した。

 前日2日にバスケットボール男子日本代表がW杯でアジア最上位となりパリ五輪出場権を得た。開催国枠でない自力での五輪切符獲得は48年ぶりの快挙。龍神NIPPONの3人も刺激を受けた。

 パリ行きを決めた2日のカボベルデ戦をテレビ観戦した石川は「渡辺(雄太)選手が涙を流して喜んでいた。それだけの思い、覚悟、苦しみもあったと思う。それだけ懸けなければ五輪切符を取るのは難しいと改めて感じた」と自身と同じく海外で活躍するアスリートの涙を特別な思いで見ていたことを明かし「バスケットの選手たちが素晴らしい試合をして、刺激をもらい、感動させてもらい、次は僕たちの番だなと思う」と決意をにじませた。

 富樫勇樹と親しく、前日も祝福のメッセージを送ったという西田は「僕自身バスケットボールを見るのが凄く好きで、富樫選手とは友好関係がある。緊張感がある中での試合だったけど、結果を出すところに感動した。同じスポーツ選手として“次は自分たちの番だ”と引き締まった」と神妙な表情で話した。

 同世代の河村勇輝と親交がある高橋は「同い年で、お互い刺激を受けながらバレーボールとバスケットボールをやっている。パリ五輪出場決定で“おめでとう”と連絡もした。良い関係性ができている」と盟友の存在がエネルギーになっていることを明かした。

 パリ五輪予選は女子が16日、男子は30日から東京・国立代々木競技場で開催される。男女とも各8カ国が参加し、上位2カ国が本大会出場権を得る。

 男子日本代表はネーションズリーグで銅メダルを獲得。8月のアジア選手権では全勝で3大会ぶり10回目の優勝を飾った。つかの間のオフを経て、今月4日から沖縄合宿をスタート。17日に東京に移動し、25日の強化試合カナダ戦(国立代々木競技場)を経て予選本番を迎える。

 高橋は「パリ(五輪出場)を決めるところで気持ちも強くなっている。必ず皆さんの前で五輪の切符を取れるように頑張る」と宣言。西田は「シビアな戦いになると思うけど、みんなで一丸となって100%の力を出したい」と誓った。

 石川は「五輪予選は簡単なものじゃないし、負ける可能性だってある。そこは覚悟した上で切符を取るために全力で頑張る」と力を込めた。

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