飛び込み43歳レジェンド・寺内健が引退理由明かす 昨年に膝痛め「高い水準で競技する事が難しく」

[ 2023年8月21日 18:34 ]

寺内健
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 日本人最多タイとなる6度の夏季五輪出場を誇る飛び込みの寺内健(43=ミキハウス)が9月の日本選手権を最後に現役を引退することを21日に発表。自身のSNSで理由について明かした。

 寺内は「この度9月の日本選手権を最後に現役引退する事を決意致しました」と現役引退を発表。引退の理由については「昨年から痛めていた膝の状態が思わしくなく、今まで自分を支えていた自分を追い込む練習も出来ない事で高い水準で競技する事が難しく、この様な決断に至りました」としている。

 「1994年の日本選手権で初めて優勝して私の飛込人生は大きく変わりました」と自身のターニングポイントを振り返り、「オリンピックというものを意識し始めたのはこの頃です。そんな大きな想いがある日本選手権を最後の大会に出来る事を誇らしく思います」と日本選手権への思いを記した。

 「若かりし頃は辛い事が大井と思っていた現役生活も、後半は自分と向き合う事でその意義を感じながら充実した競技人生だったと今は思います」と振り返った。

 また「現役選手として43歳まで挑戦を続けて来れたのは、最後まで全力のサポートして頂きましたミキハウスをはじめ、馬淵崇英コーチ、家族、ここまで私に携わって下さった方々、その全ての方に感謝の想いとこれまでの競技人生の締めくくりとして、最後は自分らしく全力で飛び切りたいと思いますので応援宜しくお願い致します」と感謝を伝えた。

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