元NBA選手に10年の実刑　保険金詐欺のテレンス・ウィリアムスに厳罰

ネッツ時代のテレンス・ウィリアムス（AP）
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　ニューヨーク連邦裁の判事は3日、NBAの健康保険制度における医療詐欺などで有罪を認めていたテレンス・ウィリアムス（36）に対する量刑判決で10年の実刑を科した。

　ウィリアムスは医療費や歯科治療費の払い戻しのために提出する書類やその請求に関する不正行為を働いた18人の元NBA選手の主犯格として告発され、検察側は2017年から21年までに最低500万ドル（約7億2000万円）以上の不正申請があったと主張。AP通信によれば各選手に虚偽の書類を提出させ、少なくとも10人から計23万ドル（約3300万円）のキックバックも得ていたという。

　ワシントン州シアトル出身のウィリアムスは、ルイビル大（ケンタッキー州）から2009年のドラフトで全体11番目にネッツに指名されてNBA入り。198センチのシューティング・ガードとしてネッツ、ロケッツ、キングス、セルティクスの4チームで153試合（計4シーズン）に出場して平均7・1得点をマークしていた。

　なおウィリアムスは不正に得た250万ドル（約3億6000万円）を返還。連邦政府に資産65万ドル（約9300万円）を没収される司法取引に応じているが、証人を脅迫したとして、2022年5月からすでに収監されている。