【世界水泳】チームAR 日本が銅メダル獲得 中国、米国に続いて3位「失敗なし。練習通り」

[ 2023年7月17日 20:40 ]

水泳世界選手権第4日 ( 2023年7月17日    福岡 )

<世界水泳 第4日目 ASチームAR 決勝>銅メダルを手に笑顔を見せる日本代表(撮影・平嶋 理子)
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 アーティスティックスイミング(AS)のチーム・アクロバティック・ルーティン(AR)決勝で日本(藤井、広田、木島、佐藤友、佐藤陽、鈴木、柳沢、吉田)は220・5867で3位となり、銅メダルを獲得した。

 優勝は238・0033と圧倒的な強さを見せた中国。米国が232・4033で2位に入った。

 12チーム中7番目に登場した日本は、演技終了時点でトップに立ち、中国に首位は譲ったが、フランス、カナダなどの得点を上回った。

 チームをまとめたキャプテンの吉田は「泳いでいて失敗がなかった。いつも練習でやっていることが練習通りできた」と銅メダルに胸を張るとともに、「もっと難しいリフトができるようにして、さらに高みを目指していきたい」と話した。

 今季からチーム種目に男子の起用が2人まで可能となり、4位通過した15日の予選に続いて佐藤陽太郎(18=ジョイフルアスレティックク)が出場。16日に決勝が行われた非五輪種目の混合デュエット・テクニカルルーティン(TR)で姉・友花(21)とのペアで金メダルを獲得した男子の第一人者は持ち味のパワーを生かしてリフトの土台として貢献した。

 今大会のチームはAR、TR、フリールーティン(FR)の各種目に順位がつくが、24年パリ五輪は3種目の合計で争う。佐藤陽はアクロバティック動作を競うARではリフトの幅を広げる不可欠な存在だが、TR、FRを含めた五輪メンバー入りへは細かい技術力の向上が課題となる。目標は男子AS史上初の五輪出場。今大会は18日に予選、19日に決勝を実施する男子ソロFRにも出場する。

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