元日本代表監督の若林仁さん死去 80歳 日本アイスホッケーのレベル向上に貢献

[ 2023年7月12日 15:42 ]

若林仁氏(96年撮影)
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 日本アイスホッケー連盟は12日、元副会長の若林仁(わかばやし・ひとし)さんが7月9日に死去したことを同連盟の公式サイトで発表した。80歳だった。

 若林氏は、カナダで生まれ育ち、ミシガン大学で活躍した後、デトロイトレッドウィングスと契約しそのファームチームでプレー。来日後は、西武鉄道、国土計画で活躍し、日本アイスホッケーのレベル向上に貢献した。第6回日本リーグでは西武鉄道の連覇に貢献しMVPを受賞。また、日本国籍を取得するまではメル若林としてプレーした。

 現役引退後は、日本代表のコーチを務め、1980年のレークプラシッド五輪では監督を務めた。1984年から10年間国土計画の監督を務め、2011年からは当連盟強化本部長を務め、女子代表のソチ五輪出場にも大きく貢献した。

 公式サイトによると、死去する前日の7月8日には、同連盟設立50周年記念式典において特別功労賞を受賞し、本人に代わって、息子の若林クリス氏が賞を受け取ったという。

 同連盟は「故人のご冥福をお祈りし、謹んでお悔やみ申し上げます」とした。

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