新十両・輝鵬が3連勝「調子が良い時はひらめく」とっさの立ち合い変化決まった

大相撲名古屋場所4日目 （ 2023年7月12日    愛知・ドルフィンズアリーナ ）

＜大相撲名古屋場所4日目＞千代の海（右）をはたき込みで破る輝鵬（撮影・椎名　航）
Photo By スポニチ

　新十両・川副改め輝鵬（24＝宮城野部屋）が再十両・千代の海（30＝九重部屋）を下して3勝1敗とした。

　立ち合い大きく右に飛んではたき込み。土俵に上がるまでは立ち合い変化は考えてなかったが、一度立ち合い不成立になった時に「あ、変化しよ」とひらめいたという。これで2日目から3連勝。「調子が良い時はそうやってひらめくことがある」。立ち合いとっさの動きは好調の証だった。

　互いに幕下だった初場所以来の対戦。その時は一気に押し込んだところをはたかれて敗れていた。「同じことしてやろうと思って」。相手のお株を奪う技で雪辱を果たした。

　初めての15日間の戦いで疲れもあるはずだが、部屋に帰ってからは幕内・伯桜鵬（19）や付け人たちと温泉に行ってリフレッシュしている。「ゆったりできるから好き。サウナは倒れそうなぐらいまで入って、自分で自分を試しています」と笑った。