錦織 約1年8カ月ぶりの復帰大会で優勝へ王手「笑けてくるぐらいうれしい」厳しい環境下でストレート勝ち

[ 2023年6月18日 13:04 ]

男子テニス・カリビアン・オープン ( 2023年6月17日    米自治領プエルトリコ・パルマスデルマール )

錦織圭(AP)
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 長期離脱から復帰して今大会が1年8カ月ぶりの公式戦となる錦織圭(33=ユニクロ)が、シングルス準決勝で世界423位のグスタボ・ハイデ(21=ブラジル)に6―4、6―2で勝利し、決勝進出を果たした。

 気温27度、湿度80%超の厳しい環境下で、1時間26分でストレート勝ち。復帰大会での優勝に王手をかけ「自分でも笑けてくるぐらいうれしい。勝ってくると自分への期待感が自然と増してくる。変な意味の自信が出てくるのでそこを抑えながらやりたい」と語った。

 直前の試合が雨で中断した影響もあり、開始は午後10時19分。3日連続の試合で腹部には黒いテーピングが施されていた。第1セットは第4、第6ゲームでブレークポイントを生かせなかったが、5―4の第10ゲームをブレークして先取。第2セットは第6、第8ゲームでブレークに成功。自身のサービスゲームを一度も失わない安定した試合運びを見せた。

 18日午後4時(日本時間19日午前5時)開始の決勝は世界1118位のマイケル・チェン(19=米国)と対戦する。下部ツアー大会で頂点に立てば、右手首故障からの復帰2戦目で優勝した18年2月のダラス・チャレンジャー以来、約5年4カ月ぶり。「今日は一瞬か二瞬ぐらいケガにつながるかなというのがあったが、大丈夫だった。きついけど、もう1試合はもつと思う。攻めて、思い切り戦いたい。あまり強気なことを言って負けるとアレなので、お茶でも飲みながら応援して下さい」と錦織節全開で意気込んだ。

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