ラグビー日本代表 タックル練習の合言葉は「ジョジョ立ち」

[ 2023年6月13日 15:13 ]

<ラグビー日本代表練習>こぼれたボールに向かう(左から)ミラー、堀越、中村駿、伊藤(撮影・篠原岳夫)
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 ラグビー日本代表は13日、千葉県浦安市での強化合宿2日目の練習の一部を報道陣に公開。選手はミニチームに分かれてのボールゲームやアタック練習などで汗を流した。非公開で行われたタックルセッションでは、特設テント内で水分補給ができず、約1時間ぶっつけで行われていることが判明。SH流大(東京SG)は「とにかくヤバいっす。根性を鍛えられる」と苦笑いしながら証言した。

 その内容の全貌はベールに包まれているが、流は「昭和的な要素も結構ある」と言う。柔術や総合格闘技の専門家で、13人制ラグビーの指導経験もあるスポットコーチのジョン・ドネヒュー氏の指導の下、2人1組で行うフィットネスセッションでは、疲れて手を腰や膝に置くと、「やり直しになる」とフッカー堀越康介(東京SG)は言う。

 そこで選手たちが心がけているのが、下ろした両手をやや体から離して強がる「ジョジョ立ち」のポーズだ。試合でも「そんなやつ(手を膝に付くなど)が1人でもいれば、そいつが狙われる」(堀越)と指摘されているといい、疲れていても決して相手に弱みを見せないためのメンタルが鍛えられているという。

 より細かい技術指導は今後行われるようだが、体の芯を食う高さや角度の徹底、相手と正対した状態から入ること、後ろ足の膝を伸ばしてパワーを出すことなども伝授されているという。バックス最年長のFB山中亮平(神戸)も「FBの時のディフェンスは難しいので、タックルに入るタイミングなどを聞いてみたい」と意欲。同氏の知見を全て習得し、きたるW杯に備える。

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