“モデルジャンパー”秦澄美鈴が自己ベストV　日本記録超えにも意欲「楽しみはお預け」

陸上　静岡国際 （ 2023年5月3日    静岡県袋井市・静岡スタジアム ）

女子走り幅跳び決勝で3回目の跳躍を終え笑顔を見せる秦（撮影・河野　光希）
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　女子走り幅跳びは昨夏の世界選手権代表の秦澄美鈴（26＝シバタ工業）が大会タイ記録の6メートル75で優勝した。シーズン序盤から自己ベストを8センチ更新し、6メートル86の日本記録更新を射程に捉えた。

　“モデルジャンパー”こと秦が大ジャンプを連発した。2回目の試技で自己新の6メートル68を出し、3回目にも6メートル75まで記録を伸ばした。

　数年かけてフィジカルを強化したが、肉体と技術の歯車はかみ合っておらず「あまり良くなかった。いった、とは思わなかった」と首をかしげながらの好記録だった。

　世界選手権の参加標準記録6メートル85、日本記録6メートル86超えへ「日本選手権に合わせている。楽しみはお預け」と笑顔で語った。