石川遼 和合は「苦手なコースだった」13年前の大逆転劇…58出してイメージ一新「思い出が補正される」

[ 2023年5月1日 04:22 ]

男子ゴルフツアー 中日クラウンズ最終日 ( 2023年4月30日    愛知県 名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70 )

2番、ティーショットを放つ石川遼(撮影・井垣 忠夫)
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 石川遼(31=CASIO)は、1イーグル、6バーディー、3ボギーの65で回り、最終日に猛チャージ。通算10アンダーの4位で4日間の戦いを終えた。

 和合では数々の奇跡を起こしてきた。10年の最終日に、当時世界最少スコアとなる58をマークし、逆転V。今大会でも、第3ラウンドで2年連続のホールインワンを達成した。しかし、これだけでは終わらない。最終日の2番パー5では残り218ヤードから4Iを選択。惜しくもアルバトロスを逃したものの、50センチにピタリとつけるスーパーショットで楽々とイーグルを奪った。

 とはいえ、初めから相性が良かったわけではない。08年に初出場した際は予選落ちを喫するなど、「めちゃくちゃ苦手なコースだった」と当時を振り返る。転機となったのは、もちろん13年前の大逆転劇。「自分でパンって変わった感じはします。やっぱり優勝っていう思い出は結構違う。やっぱり優勝するかしないかで思い出が補正される」。58をマークしたことで、難コースに対するイメージが一新した。

 和合の女神に愛されるゴルフ界のスターは「このコースは好きですね。場所自体が好き」とさわやかな笑顔でコースを後にした。きっと来年の和合でもミラクルを起こしてくれるはずだ。

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2023年5月1日のニュース