ランドセルのおかげで命助かった?高梨沙羅がおてんば小学生時代を告白

[ 2023年4月8日 12:56 ]

社員として所属するクラレの「ランドセルは海を越えて」の旅立ち作業を行う高梨沙羅
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 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(26=クラレ)が8日、社員としても在籍するクラレが役割を終えたランドセルをアフガニスタンの子供たちに贈る慈善事業「ランドセルは海を越えて」の旅立ち準備に東京都内で参加。同社社員ら約200人のボランティアと共に作業に当たった。

 高梨の参加は入社2年目の19年以来、2度目。全国から集まった約7800個の思い出詰まったランドセルの開封作業などに従事し、「思った以上に集まった。中にも文房具や手紙や、持っていた人の気持ちがつまった宝物だと思った。これを向こうで使ってくれる子供たちに届けられたらなと思って作業をした」と話した。

 26歳となった今でこそ落ち着いた雰囲気を漂わせる高梨だが、ランドセルの思い出を問われると、意外な小学生時代の姿も浮き彫りとなった。「おじいちゃん、おばあちゃんに買ってもらった。あずき色だった」というランドセルだが、「かなり乱暴に使っていた小学生だった」とおてんばぶりを告白。続けて衝撃的な思い出を明かした。

 「ランドセルを背負ったまま、鉄棒をして背中から落ちた。ランドセルがなかったら、どこかの骨が折れてしまったくらいの、結構の高さだった。ランドセルに命を救われたくらいの思い出がある」

 サッカー漫画の不朽の名作「キャプテン翼」では、幼少期の主人公・大空翼がトラックにひかれながらもサッカーボールのおかげで命を救われるシーンがあるが、それをほうふつとさせるような“ランドセルは友達”ぶり。ランドセルがなかったら、その後にジャンプ界で次々に新たな歴史を築くことになる高梨は存在しなかったかも知れない。

 そんな思い出の品も、前回参加した19年に実家のクローゼットから引っ張り出し、アフガニスタンに送ったという。この日、作業したランドセルが現地の子供たちの手に渡るのは今夏以降。改めて「子供たちの喜ぶ顔だったり、ワクワクした気持ち、キラキラした気持ちのお手伝いができたら。海を渡るのが楽しみ」と思いをはせていた。

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2023年4月8日のニュース