神野大地「スピードと向き合うことでマラソンにつなげたい」クロカン日本選手権前日会見

[ 2023年2月25日 16:14 ]

クロスカントリー日本選手権の前日会見で意気込む男子シニアの神野(中央)と女子シニアの北川(左)、幸田(右)
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 第106回クロスカントリー日本選手権は2月26日、福岡市東区の海の中道海浜公園で行われる。前日の25日には出場選手の会見があり、シニア男子10キロの神野大地(29=セルソース)と同女子8キロの北川星瑠(ひかる、21=大阪芸大)、幸田萌(22=東農大)が出席してレースの抱負を語った。

 青学大時代に“3代目山の神”と称され、2019年アジアマラソン(中国)で金メダルを獲得。10月のパリ五輪代表選考会マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を得ている神野は「昨年はケガ(肋骨疲労骨折)もあって、いい結果が出せなかったが今年に入って調子は上がってきた。スピードと向き合うことでマラソンにつなげたい」。2月の丸亀ハーフマラソンでは1時間2分57秒で走りきり、確かな手応えをつかんでいる。

 大会は青学大時代に2度出場し「4年生では2番だった」とトップ争いも経験。プロランナー(18年転向)として初めて挑む今回は「もちろん優勝を狙うが、マラソン中心にやっているので(10キロは)なかなか難しい。8位入賞が目標だがとにかく前で勝負したい」と順位は控えめながら積極的なレースを誓った。

 ○…大阪芸大でミュージカルを学びながら長距離との“二刀流”に取り組む北川は「先週まで沖縄合宿でしっかり距離も踏めたので調子は悪くない」と自信を見せた。昨年は初出場でシニア女子8位(27分08秒)に入賞。「今回はより上の順位を目指し、タイムも26分台が目標」と話し、3月に出場する日本学生女子ハーフマラソン(松江)への弾みにするつもりだ。昨年36位だった幸田は「タイムや順位より自分の力や状態を見極めるつもりで走りたい」とチャレンジの構えだった。

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2023年2月25日のニュース