高梨沙羅 今季W杯初のスーツ規定違反で失格 思い出の地で無念再び

[ 2023年1月15日 17:48 ]

高梨沙羅
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 高梨沙羅(26=クラレ)は15日、スキージャンプ女子W杯個人第13戦の蔵王大会に出場。1回目に95メートル、2回目も95メートルを飛んだが、終了後にスーツ規定違反で失格となった。

 高梨のスーツ規定違反はW杯では今季初となった。

 昨年2月の北京五輪では個人4位とメダルにあと一歩届かず、初採用の混合団体の1回目でスーツ規定違反による失格処分を受けた高梨。一時は進退に揺れたが、同年6月に現役続行と4度目の五輪を目指すことを決断。その一方、今シーズンに向けての準備は遅れ、W杯ではこれまで5位が最高だった。

 12日の第12戦では予選をトップ通過。1本目に95・0メートル、2本目に89・5メートルを飛び、合計210・6点で9位だったが「内容的には昨日に続き、いい方向に向かっていると思う。アプローチをうまく滑れるようになってきたので、そこからテイクオフ、テイクオフから空中のつながりがとてもスムーズになってきて、飛距離につながっているかなと思う」と手応えを口にしていた。

 ここまで表彰台のない高梨にとって山形は母方の祖父母が住む第2の故郷。加えて12年3月に、15歳4カ月の史上最年少でW杯初優勝を挙げた思い出のジャンプ台だ。自国開催、しかも思い出の地で、高梨に再び悪夢が襲った。

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