高木美帆 “自炊生活”で狙う4冠「楽しんでいます」

[ 2022年12月28日 04:55 ]

練習の合間にヨハン・デビットコーチ(左)と話す高木(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 スピードスケートの全日本選手権は28日、YSアリーナ八戸で開幕する。2月の北京五輪で金1、銀3のメダルを獲得した高木美帆(28=日体大職)は500、1000、1500、3000メートルの4種目に出場予定。今季からナショナルチームを離れて活動しており、今大会は台所完備の部屋に滞在。自炊中心の生活で4冠に挑む。

 今季からチームを立ち上げた高木は今回の青森滞在で「3食提供してくれる定食屋を探すより、自分で作った方が楽」と台所完備の部屋を選択。自炊中心の生活でレース当日もおにぎりなどをつくる方針だ。ナショナルチームに所属した昨季まではホテルや移動手段はスタッフが手配。今は自分で準備する必要があるが「知らなかったことを知る機会が増えた。楽しんでいます」と前向きだった。

 5種目にエントリーしたが最終日の1000メートルの前に実施される5000メートルを回避し、4種目に出場する。W杯前半戦では本命種目の1500メートルで3勝するなど、環境を変えても変わらない強さを見せた。「国内で滑れる機会は年に数回しかない。盛り上がるレースにしたい」。まずは28日の1500メートルで世界最高峰の滑りを披露する。

続きを表示

2022年12月28日のニュース