高木美帆 世界記録持つ1500メートルで“貫禄”W杯14勝目も…タイムには不満顔

[ 2022年11月13日 04:40 ]

女子1500メートルで優勝し笑顔の高木美帆(中央)=スタバンゲル(共同)
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 スピードスケートのW杯第1戦第2日は12日、ノルウェー・スタバンゲルで行われ、女子1500メートルでは、世界記録保持者で北京冬季五輪銀メダルの高木美帆(日体大職)が1分56秒55をマークし、同種目でW杯14勝目を挙げた。1000メートルなどと合わせた通算は18勝目。

 女子のエース高木が世界記録を持つ1500メートルで2位に0秒94差と寄せ付けなかった。昨季はW杯で出場4レースを全勝し、種目別総合優勝を果たした距離。今季の国際大会初戦で強さを見せつけたが、記録は10月の全日本距離別選手権に比べて3秒21遅く、舌を出して複雑な表情を見せた。

 今季はスプリント力の強化のため、前日に500メートルから今大会を始め、W杯の同種目で初めて表彰台に立った。「今は短い距離からのアプローチもある」と新たな挑戦を楽しんでいる。

 男子500メートルでは村上右磨(高堂建設)が34秒70を出し、同種目でW杯2勝目。北京五輪銅メダルの森重航(専大)が4位、森本拓也(三重県スポーツ協会)が5位だった。11日の女子500メートルでは北京冬季五輪銀メダルの高木が38秒17で3位に入った。

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2022年11月13日のニュース