男子セブンズ代表スローガンは「ファスト&ブレーブ」 エイモー新HC就任後初の練習公開

[ 2022年10月18日 20:02 ]

練習中に選手のプレーに鋭い目を光らせるサイモン・エイモー・ヘッドコーチ(中央)
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 7人制ラグビー男子日本代表は18日、埼玉県熊谷市で実施中の強化合宿を報道陣に公開。先月29日のサイモン・エイモー新ヘッドコーチ(HC、43)の就任以後では初の公開となり、午後には約1時間半のセッションで実戦形式の練習などを行った。

 練習後、取材に応じたエイモーHCは、チームスローガンが「ファスト&ブレーブ」であると発表。速く、そして勇敢なプレーで「ジャパンセブンズのアイデンティティをつくる」と話した。実戦形式では自ら笛を吹き、攻守の切り替えなどを合図。大きな声に手振り身振りを加えて「ナーイス!」「スゴーイ!」などと称え、練習の雰囲気を盛り上げた。

 チームは22、23日のアジアシリーズ第1戦(タイ・バンコク)を皮切りに、同シリーズ3大会、世界最高峰のワールドシリーズ3大会の計6大会を2カ月間でこなす過密スケジュールが待つ。昨夏の東京五輪は11位、その後のW杯アジア予選では出場権獲得を逃すなど低迷が続いたチームの立て直しを託された指揮官は、「これから3カ月は学ぶ期間。忙しいスケジュールだが、(世界の強豪から)学ぶ機会にしてほしい」と選手の奮起を促した。

 合宿に参加している東京五輪代表の加納遼太(明治安田生命)は、「闘い方、マインドセット、全てが(前体制と)違う。練習も一つ一つのセッションがきつい」と新体制での変化を実感。16日には東京・国立競技場で行われた五輪2連覇のフィジーとのエキシビジョンマッチで10―38と完敗したが、「ディフェンスもアタックも、やりたいことができた。ワールドシリーズではベスト8に確実に入れるのではないかと思う」とエイモージャパンに手応えを感じているようすだった。

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2022年10月18日のニュース