36歳の小林伸太郎が地元・群馬でツアー初V「やっと勝てた」24年ぶりポイント制大会を制覇

[ 2022年10月9日 15:17 ]

男子ゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ最終日 ( 2022年10月9日    群馬県 ザ・レーサム=7137ヤード、パー71 )

小林伸太郎
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 6点差単独首位から出た小林伸太郎(36=栃木ミサワホーム)が5バーディー、2ボギーで8点を加え、通算41点で逃げ切った。プロ14年目での念願のツアー初優勝を地元・群馬で手にした。5点差の2位は大岩龍一(24=フリー)。大会はステーブルフォード方式(得点制)で行われた。

 地元・群馬でつかんだ念願の初勝利。36歳の小林は「やっと勝てたっていう気持ちでいっぱいです。やっと優勝できて本当にうれしいです」と声を弾ませた。

 6打点差単独首位から出たが、「ポイント制なのでまだまだ気を抜けない」と気を引き締めていた。1番をバーディー発進するなど8番終了時に8点差まで広げる。中盤の9、10番で連続ボギーと我慢の時間帯もあったが、16番パー3でティーショットを2メートルに寄せてバーディー。続く17番パー5でもスコアを伸ばし、後続を寄せつけなかった。

 会場のザ・レーサムはジュニア時代から回っているコース。“地の利”を生かした的確なコースマネジメントが効いた。地元ならではの後押しもあった。多くの友人らが会場に駆けつけ、声援を送った。「途中、苦戦したところもあったけど声援のおかげで頑張れた」。大会前には会場のある安中市の岩井均市長から激励を受け、優勝者に与えられる市長杯を「伸太郎君に渡したい」とエールを送られた。気合い十分で挑んだ大会。「地元でいい報告ができれば」との言葉通り、最高の結果になった。

 ◇小林 伸太郎 (こばやし・しんたろう)1986年(昭61)8月22日生まれ、群馬県出身の36歳。10歳でゴルフを始める。栃木・佐野日大高3年時の04年に日本ジュニア制覇、東北福祉大3年時の07年には日本アマを制した。09年にプロ転向し、15年に初シードを獲得。17年に喪失も今季から4季ぶりのシード復帰を果たした。1メートル77、87キロ。

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