【世界陸上】女子5000メートル予選・広中璃梨佳 “あと1人”及ばず決勝進出ならず「力は出し切った」

[ 2022年7月21日 09:40 ]

陸上・世界選手権第6日 ( 2022年7月20日    米オレゴン州ユージン・ヘイワードフィールド )

世界陸上・女子5000メートル予選1組に出場した広中璃梨佳(右)(AP)
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 女子5000メートル予選が行われ、1組で15分02秒03で7位だった広中璃梨佳(JP日本郵政G)は、着順であと1人及ばず決勝進出はならなかった。

 スタートから先頭に立ってレースを引っ張り、4000メートル手前でトップを譲ったが、粘り抜いて7位でゴール。決勝進出は各組上位5人プラス5人だったが、5位以内を除いて全体の6位であと1人及ばなかった。

 今季は貧血の影響でなかなか調子が上がらなかったが、日本選手権の1万メートルで優勝して今大会の出場権を獲得。16日(日本時間17日)の1万メートルでは日本歴代2位の30分39秒71で12位に入り、日本記録を持つこの日の5000メートルに臨んでいた。

 レース後、広中は「1万メートルが自信となり、自分のペースで走り抜くんだと決めていたので、それを守りながら走ったんですけど、3000から4000できつくなったところで、なかなか自分でも上げきれずに、首が揺れてしまうような走りになったので。でも今持っている力はすべて出し切ったので次の2組目(の結果)を待ちたいと思います」と言い、残り2周で帽子を投げた場面を「本当にもうこれ以上下がれないという強い気持ちの中、あこがれであるハッサンさんが2組目で走るので、決勝で必ずもう1度戦いたいという気持ちを持ってここに来たので、最後まであきらめるかっていう思いが出ました」と振り返った。決勝については「怖がらずに世界と今後もっともっと戦うにあたって積極性だったり、ラストのスパート力は負けても、前半つっこんで後半いかに粘れるかってところをもう1回見直してスタートラインに立ちたいです」と話した。

 ◇広中 璃梨佳(ひろなか・りりか)2000年(平12)11月24日生まれ、長崎県出身の21歳。都道府県対抗女子駅伝で中学3年時から5年連続区間賞。長崎商高から19年に日本郵政グループに進み全日本実業団対抗女子駅伝でも2年続けて区間賞。女子5000メートル日本記録保持者(14分52秒84)。東京五輪女子5000メートル、1万メートル代表。1メートル63。

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