ラグビーリーグワン神戸 3年目SH小畑が10日の東葛戦で公式戦初のベンチ入り「ずっと準備はしてきた」

[ 2022年4月8日 19:51 ]

10日の東葛戦でリーグ戦初のベンチ入りを果たす神戸のSH小畑健太郎
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 ラグビーリーグワン1部の7位・神戸(旧神戸製鋼)は10日、本拠地の兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で12位・東葛(旧NEC)を迎え撃つ。8日には出場登録メンバーが発表され、入団3年目のSH小畑健太郎(25)がリザーブながら公式戦初のベンチ入りを果たした。

 「ちょっとスタートが遅くなりました。悔しい思いは凄くありましたけど、ずっと準備はしてきましたし、ラグビーをしっかり楽しんできたので」

 京都・伏見工から帝京大へ。帝京大3年だった2017年度の大学選手権では日本一も経験した。神戸入り後、ここまでの道のりは長かったが、日本代表FB山中亮平(33)のラグビーに取り組む姿勢を手本に、パスの精度、パスをした後の動き方、走るコースの取り方などを磨いてきた。殊に山中がグラウンドの内と外で見せる表情の違いは小畑には衝撃だった。

 「あのギャップにひかれました」。ラグビーを楽しむための山中流のオンとオフの切り替え方は不遇な時間を過ごしていた小畑には福音となった。

 2020年1月にニュージーランドに1カ月半の短期留学。その際「昨日、いっしょだった選手がきょうはもういないんですよ」と本場のラグビーの厳しさを目の当たりにして一念発起。「自分もこういう世界でやりたいと思いました。ケツに火を付ける意味で」と昨年7月にチームとプロ契約を交わした。

 目標の日本代表入りへ東葛戦はその第一歩となる。
 

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2022年4月8日のニュース