西郷真央チャージ66!ツアー史上4人目となるプロ初優勝からの2週連続Vへ絶好2位浮上

[ 2022年3月12日 20:12 ]

明治安田生命レディース第2日 ( 2022年3月12日    高知県香南市の土佐CC 6228ヤード、パー72 )

<明治安田生命レディース・第2日>16番、ティーを放つ西郷真央(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフの今季国内ツアー第2戦、明治安田生命レディース(賞金総額8000万円、優勝賞金1440万円)は12日、高知県香南市の土佐CC(6228ヤード、パー72)で第2ラウンドを行った。

 先週の開幕戦ダイキン・オーキッド・レディースで念願のツアー初優勝を果たした“新世紀世代”西郷真央(20=島津製作所)がこの日のベストスコアとなる6バーディー、ノーボギーの66をマークし、前日の12位から首位に1打差の通算9アンダー、2位へ順位を上げ、ツアー史上4人目となるプロ初優勝からの2週連続Vへ絶好の好機を迎えている。

 ツアー初優勝を目指す“黄金世代”植竹希望(23=サーフビバレッジ)が2日連続の67で回り、通算10アンダーで首位に立っている。

 7度の2位という辛酸を経験してプロ初優勝を手にした西郷は慌てず騒がずどっしり。この日も落ち着き払っていた。

 「引きずらずにプレーすることが大事かなと思います。先週優勝したからというより昨シーズンほとんどの試合に出させていただいて去年とは経験値が違うのかなと思います」

 3番パー5(508ヤード)では残り39ヤードの第3打をSW(58度)でグリーン奥にこぼすミスを犯したが、左足上がりのライへの対処ミスと割り切って即座に気持ちを切り替え。続くカラーから7メートルのパットをジャストタッチでねじ込み、危機から一転、バーディーを奪って見せた。

 ゴルフ界では初優勝より2勝目が難しいといわれるが「私の場合、初優勝が凄く難しかったので。そこが難しいからできないんじゃないかと思うんじゃなくて(初優勝時と同じく)やり続ければというのを胸に刻んでプレーしたい」と今の西郷には2勝目を壁と感じる不安要素はない。

 昨年6月のサントリー・レディースから続く連続試合アンダーパーは通算10アンダーで優勝した先週の試合で24試合に。賞金女王に輝いた昨季の稲見が樹立した「15」のツアー記録を早々に打ち破り、今週も記録更新確実なペースでスコアを伸ばしている。

 ツアー本格参戦2シーズン目の20歳ではあるが、昨季の賞金ランキングはシーズン4勝を挙げた“ミレニアム世代”西村優菜(21=スターツ)の5位を上回る4位。わずかプロ1勝とはいえ、実績、経験値は十分。さらに充実度も。プロ初優勝からの2週連続優勝へ西郷の持つ期待値は大きい。

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